カルティエ 名古屋栄ブティックが、新たなランドマーク「HAERA」に誕生した。メゾンが受け継いできたものは、卓越した技術と、開かれた精神と好奇心を常に持ち、独創的なクリエイションを貫き続ける姿勢。その哲学は、俳優として歩みを重ね、多くの出会いのなかで自身の現在地を築いてきた笠松将のパーソナリティとも響き合う。受け継がれていくものの美しさを、メゾンのクリエイションと彼の言葉が映し出す。
- Photo
- Kazuki Iwabuchi
- Stylist
- Kohei Kubo
- Hair&Make
- Masa Kameda
- Text
- Hisako Yamazaki
- Edit
- Mariko Araki、Kaori Tanno(RIDE)
東西の文化が交差する場所、名古屋にて
「Cartier」が紡ぐ、新たな物語
HAERAにカルティエ 名古屋栄ブティックがオープン。東京、大阪に続く国内4店舗目の旗艦店として誕生した。世界各地のCartierブティックを手掛ける建築家ブルーノ・モワナーが率いる「モワナー ベタイユ」のコンセプトのもと、「g4 group」が空間をデザイン。シャンパンカラーを基調としたファサードには、日本人彫刻家の本郷芳哉が手がけたアルミニウムのアートパネルと、メートルダール(フランス人間国宝)の称号を持つ、ピエトロ・セミネリのテキスタイルデザインを採用した。
自然光が差し込む2フロアの店内には、ジュエリーやウォッチ、レザーグッズ、フレグランスなど多彩なコレクションが揃う。1階にはセドリック・ペルティエによるパンテールのアートウォール、2階には堀木エリ子の和紙作品やアトリエ ミダヴェーヌの漆作品を配し、日本とフランスのサヴォアフェールが響き合う空間を創出。4つのプライベートスペースも備え、メゾンの美意識をゆったりと堪能できる新たなランドマークになっている。
メゾンの象徴「パンテール ドゥ カルティエ」コレクションを始めとする、ジュエリーやウォッチ、アクセサリーの数々を通し、Cartierが受け継ぐ美意識と卓越したクラフツマンシップに注目したい。
(左)「パンテール ドゥ カルティエ」ネックレス、マルチウェア、パヴェ (ホワイトゴールド、ダイヤモンド、オニキス、エメラルド) ¥42,900,000(参考価格)(右)「トーチュ」ウォッチ (スモールモデル、高効率クォーツムーブメント。イエローゴールド750/1000製ケース。イエローゴールド750/1000製八角形リューズにサファイアカボション。シャンパンカラーダイアル、ゴールドフィニッシュ スティール製剣型針、サファイアクリスタル。シャイニーブラック アリゲーターストラップ、イエローゴールド750/1000製アルディロンバックル。長さ33.4mm、幅26.7mm、厚さ:7.2mm。日常生活防水。) ¥2,310,000

時を超えて受け継がれる宝物
「サントス」に見るメゾンの精神
新しいブティックを訪れた笠松将さんは、落ち着いたサロンスペースにも心惹かれたようだ。「パートナーや家族と訪れて、どれにしようか考える時間もきっと楽しいと思うんです。ジュエリーが好きなので、身に着けるだけで気分が上がる。空間全体を通して、本当に気分のよい場所でした」と笑顔を見せた。
この日着用したのは、「サントス デュモン」の新作ウォッチ。「程よい重厚感がありながら、ブレスレットの一つひとつがなめらかに動いて手首にしっかりフィットする。光を受けて繊細に輝くし、つけ心地もすごくいい。なにより、“手巻きムーブメント”にロマンを感じます。技術力や職人さんたちの仕事を感じますし、それを手にしたときの自分の物語を含めて、この時計は何十年先まで受け継がれていく宝物になるんだろうなと思います」と続けた。
時を刻むだけではなく、人生の記憶を宿していく存在――。Cartierのクリエイションは、身につける人それぞれの物語を紡いでいく。
「サントス デュモン」ウォッチ (ラージモデル、キャリバー 430 MC 手巻きムーブメント マニュファクチュール。イエローゴールド750/1000製ケース、パール状の飾り付きリューズにサファイア カボション、サテン仕上げ シルバー サンレイエフェクト ダイアル、ローマ数字、ブルースティール製剣型針、サファイアクリスタル。イエローゴールド750/1000製インターチェンジャブル ブレスレット、ピンクゴールド750/1000製トリプル デプロワイヤント バックル。ケースサイズ:43.5mm x 31.4mm、厚さ:7.3mm。日常生活防水。) ¥8,184,000、「LOVE」リング (イエローゴールド) ¥358,600、「サントス ドゥ カルティエ」ネックレス (イエローゴールド) ¥2,032,800、「クラッシュ ドゥ カルティエ」ブレスレット (イエローゴールド) ¥2,178,000(他スタイリスト私物)受け継がれていくもの
先輩たちとの出会いが育んだ価値観
俳優として歩むなかで、多くの先輩たちから影響を受けてきたという。
「いろんな先輩から、真似できる良い部分や学べることをたくさん教えてもらいました」
その学びは、決して大きな教えや特別な言葉だけではない。
「細かいことは本当にたくさんあります。反面教師になることもあるし、単純に『かっこいいな』と思ったものを勉強させてもらうこともあります」
現場で交わされる会話や仕事への向かい方、人との接し方。そうした小さな積み重ねが、いまの笠松将を形づくっている。

「役が俳優を選んでいるんだ」
笠松将の現在地をつくった、忘れられない言葉
俳優としてキャリアを重ねるなかで、「この仕事は自分のところに来るべき仕事だったのか」と考えることもあるという。「自分が一番じゃなかったんじゃないかとか、二番手、三番手だったんじゃないかとか。どうでもよかったりもするんですけど、でも自分はやっぱり気になる」
そんな想いを抱えていた頃、ある作品で代役として出演する機会があった。
「誰かができなくなった役を僕がやることになって、その時は『本当に自分がこの役をやっていいのかな』って、すごく悩んだんです」
その時、監督から掛けられた言葉があった。
「『結局、その役をやった奴がいちばん偉いんだよ』って言われたんです。それが答えなんだなって」
さらに監督は、こんな話をしてくれたという。
「『作品のなかで、俳優を選ぶのは誰だと思う?』と聞かれて、僕は監督とかプロデューサーだと思ったんです。でも『違う』と言われたんですよ。もし監督やプロデューサーが俳優を選んでいるんだったら、俳優がオファーを断ることはないし、オーディションに落ちることもない。じゃあ俳優が選んでいるのかといったら、それも違う。だったら誰なんだって考えたときに、『“役”が俳優を選んでいるんだ』って。だから、プロデューサーや監督も予想しない人が選ばれたり、俳優自身も思ってもみないような役が来たりする。それが全部説明できる」
その言葉は、彼の俳優としての在り方を変えた。
「そうか、『自分は役に選ばれたんだ』って思えるようになったんですよね。監督の言いたいこともわかるし、プロデューサーの考えもわかる。撮影監督の考えも、脚本家の考えも理解したい。でも、僕は“役”に選ばれているから、その役のことをいちばん考えて動くんです。時には監督が求めているものとは違うこともあるかもしれない。でも、自分の依頼主は監督でもプロデューサーでもなくて、その役なんですよね。もちろん、監督やプロジェクトとの向き合い方、自分の意見の伝え方みたいなものは、この数年で成長できたなと思います。でも、『役が俳優を選ぶ』という考え方は、僕の中ではすごく救われたし、同時にもっと難しい世界へ連れて行ってくれた言葉でもあるんです」


- ショップ名
- カルティエ 名古屋栄ブティック
- フロア
- 1F/2F
- 電話番号
- 0120-1924-56
- 公式ブランドサイト
- https://www.cartier.com/ja-jp
- 公式SNS
- Instagram(@cartier)

笠松将
1992年11月4日生まれ、愛知県出身。2013年より本格的に俳優活動をスタートし、映画やドラマを中心にキャリアを築く。映画『花と雨』(2020)で長編映画初主演を果たし、近作ではドラマ『君と世界が終わる日に(Hulu)』、大河ドラマ『青天を衝け』、配信作品『全裸監督2(Netflix)』、主演映画『リング・ワンダリング』、日米合作『TOKYO VICE(HBO max)』、『ガンニバル(Disney+)』、連続テレビ小説『らんまん』、海外ドラマ『奥のほそ道 –ある日本軍捕虜の記憶-(U-NEXT)』、韓国映画『Good News(Netflix)』、韓国ドラマ『復讐代行人3~模範タクシー~(U-NEXT)』などに出演。強さと脆さを併せ持つ人物像を巧みに体現し、国内外で活躍する俳優として高い評価を得ている。また、韓国映画『ミョンド』への出演も控えるほか、三池崇史監督のハリウッドプロジェクトへの参加も決定している。
Instagram(@show_kasamatsu_official)
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