ロサンゼルスを拠点に、ファッション、アート、映画、空間演出までを横断しながら、グローバルなカルチャー・ムーブメントを牽引するBrain Dead。その拠点のひとつが、渋谷PARCOの5Fに構える「BRAIN DEAD STUDIOS SHIBUYA」である。 あらゆるジャンルをカオティックにミックスしながら、異なるカルチャーを地続きに体験できる“プレイグラウンド”をつくり続けてきたディレクター・Kyle Ng(カイル・ウン)。彼が語る「カオス」は、単なる混沌ではなく、あらゆるスタイルが共存し、交錯し、予測不能に変化し続ける状況そのものであった。 東京への親密な感情から、カルチャーに対する飽くなき好奇心、そしてBrain Deadが目指す“次なる遊び場”まで、Kyleの創作を貫く思想と情熱の源泉を掘り下げた。