新たなクリエイティブ・ディレクター、堀内太郎のもとで始動した新生「kolor」。2026年春夏コレクションに通底するのは、完成を急がず、対極を行き交いながら価値を更新していくという姿勢だ。その服を纏い、朝の渋谷の街に立ったモデル・冨永章胤もまた、迷い、立ち止まり、ときに泣きながら、一歩ずつ前へと進んできた。「まだ信念はない」と語る彼の未完成さ、そして世界に挑み続ける現在地は、kolorが描く“途中であること”の美学と重なり合う。服と人、その歩みが交差する場所に、新生kolorのリアリティが立ち上がる。