吉田カバンの選りすぐりのアイテムが
出荷される“ファクトリー”がコンセプト

今年5月、札幌PARCO 1Fにグランドオープンした「POTR SAPPORO」は、吉田カバンの世界観を堪能できる北海道で唯一のブランドコンセプトストア。カリモク製の木製什器やワイヤーコンテナのような什器、プラスティックケースをむき出しにディスプレイした店舗のデザインは、吉田カバンの選りすぐりのアイテムが揃う“ファクトリー”をイメージ。無駄が省かれた規律正しさ、整った空間から感じられる内装の美しさは、“一針入魂”をモットーにMADE IN JAPANにこだわって真摯にモノづくりに向き合う、吉田カバンの持つブランドのスピリットと共鳴する。様々なバッグが「出荷されるのを今か今かと待っている」――そんな空間で、楽しみながらバッグを選ぶことができるコンセプトストアだ。吉田カバンの定番品以外にも、北海道ではこちらでしか購入できない限定アイテムやコラボレーションアイテムなども展開している。

あらゆる“移動”をテーマにした
「POTR/RIDE」コレクション

今年9月に「POTR」から新たにローンチした「RIDE」は、ウォーキングやランニング、自転車やバイクなど移動時に安心して荷物を運べるような使い勝手の良さを追求したシリーズ。Rachelさんの持つ「MESSENGER BAG」には、内装に16inchのPCを収納できるクッション材入りのポケットが設けられ、サイドポケットには600mlのペットボトルや折りたたみ傘など、仕事に行くときだけでなく、少し荷物の多いデイリーなお出かけ時にも必要なものをすっきりと収納することができる便利な設計に。「今日着ている私服ともばっちり似合っているし、実際に持ってみるととてもカッコいいし、なによりすごく丈夫そう！　大きなバッグは意外と持っていなかったから、このバッグがひとつあるだけで幅が広がるなと思いました」とRachelさん。
「家に泥棒が入っても後悔しないぐらい、普段から大切なものは全部持ち歩いている」というボリュームバッグ派のMamikoさんが選んだのは、財布やスマホなどの身の回りの必需品を収納できるコンパクトなサイズ感が魅力の「ROLL BAG」。背面に配したナイロンテープで自転車に直接取り付けることもでき、ハンドルバーバッグとして使用することも可能だ。「ショートハンドルも付いて、使い勝手がよさそう。最低限の持ち物を詰め込めそうなので、大容量派の私ならサブバッグにしても大丈夫そうだなって（笑）」とMamikoさん。

ストレスから解放され、ポジティブな
マインドになれる「PORTER/SENSES」

心と体がポジティブになれる要素を散りばめた「PORTER/SENSES」。日々のストレスから解放され、リラックスした毎日を過ごしたい――そうした時代の声に対応するように、2022年3月に誕生した新シリーズだ。重さによってかかる圧力を分散し、柔らかな触り心地でストレスを和らげるαGELの採用や、心を落ち着かせる匂い香など、五感を刺激してポジティブな気持ちになれるバッグを提案する。
黒い小さな巾着に入った匂い袋は、300年以上にわたって香りづくり一筋の「香老舗 松栄堂」が調香したもの。白檀（サンダルウッド）をはじめとした天然由来の心地よい香りが、バッグが揺れるたびにふんわりと放たれる。chelmicoのふたりは、巾着袋を嗅ぎながら「めちゃくちゃいい香りで癒される〜」と、一瞬にして訪れたリラックスの境地にシンクロした。

幼い頃に吸収した音楽が、
今でもずっと自分たちの中に生きている

似ているようで、まったく異なる正反対のふたり。幼い頃から今の自分を形成する上でもっとも影響を受けてきたものについて聞いてみた。
　
「音楽かな。物心がついた頃から、お母さんがいつも家で音楽やラジオを聴いていて。宇多田ヒカルさんとか、その当時に流行っていたヒットチャートを母親がすごくチェックしていて。海外のヒットチャートも聴いていたから、流行りの曲に敏感になったかな。そういう曲が好きでしたし、いまも好きです。そのときに聴いていた音楽が、自分のなかに今も生きてるなって思います」（Rachelさん）

「音楽、お笑いとラジオ。私は５人家族なのですが、父親はレゲエが好きで、母親は山下達郎さんとかユーミン、サザンが好き。そして、10歳離れたいちばん上の兄はHIPHOPやHOUSE系をよく聴いていて、7歳離れた２番目の兄がバンドとかフォークとかロックに夢中だった……だから家にいるだけで、全然違うジャンルの音楽をいつでも聴ける状況で（笑）。また、兄に薦められたジム・ジャームッシュ監督の映画『コーヒー&シガレッツ』が大好きになって、そこに流れてくるアーティストのミュージックビデオを探してみたりとか、ジム・ジャームッシュの作品にはとても影響を受けました」（Mamikoさん）

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