8月24日(日)に開業50周年を迎えた札幌PARCO。現在、北海道滝川市出身のデザイナー・彫刻家である五十嵐威暢氏が生前、PARCOのためにデザインした“五十嵐ロゴ”ネオンサインを期間限定で1F正面ウィンドウに展示するなど、アニバーサリーイヤーで沸き立つ札幌PARCOを、北海道出身の俳優・坂東龍汰さんがショップクルーズ。自社焙煎の有機オーガニックコーヒーを中心に、コーヒーを美味しさだけでなくライフスタイルのなかの“選択肢”として提供する「MORIHICO&THE ALTERNATIVE」へ。
※札幌PARCO「MORIHICO&THE ALTERNATIVE」では、試飲以外のコーヒー提供は行っておりません。提供店舗は、公式ブランドサイトよりご確認ください。- Photo
- Sachiko Saito
- Stylist
- lee yasuka
- Hair&Make
- Fumiya Minami
- Text
- Hisako Yamazaki
- Edit
- Mariko Araki , Naoko Kinoshita(RIDE)
最先端のコーヒーカルチャーを発信する
「MORIHICO&THE ALTERNATIVE」
札幌の人気コーヒーブランド「MORIHICO.」が手がける新たなスタイルの店舗「MORIHICO&THE ALTERNATIVE」(通称「MA」)は、コーヒーのあるライフスタイルをより自由に、クリエイティブに楽しむことをコンセプトに誕生。店内はギャラリーのように洗練され、コーヒーを五感で楽しむ空間として注目されるスポットだ。農薬や化学肥料を使用せず、信頼のおける農園で育んだ有機コーヒー豆を仕入れから焙煎、販売まで一貫して行うこだわりのコーヒーは、味も香りも格別。そして、「MA」がもうひとつ大切にするのはサステナブルであること。環境に負荷を与えない事業活動はもちろんのこと、新たな試みや未来への可能性を示す最先端のコーヒーカルチャーを常に探求している。札幌PARCO B2Fのショップでは、初心者から上級者まで納得の有機コーヒー豆を20種類ほどを常にラインナップ。

コーヒーにこだわるホールビーンショップで
ギフトにもぴったりなアイテムを探して
店名に入った“THE ALTERNATIVE”の名が示す通り、ここでは従来の枠にとらわれないコーヒーの可能性を探求。スペシャルティコーヒーを軸に、独自のブレンドコーヒーやカフェオレベース、季節ごとの限定コーヒーなど、多彩なスタイルでコーヒーの魅力を引き出している。なかでも「森の雫リキッドコーヒー」は、MORIHICO.を代表するブレンド「森の雫」を北海道名水百選に選ばれた「羊蹄のふきだし湧水」で丁寧にネルドリップ抽出した、リキッドタイプのコーヒー。深煎りならではの濃厚な味わいと深みのあるコク、自然な甘みが特徴でホットでもアイスでも、ミルクと合わせてカフェオレとしても楽しむことができる。ギフトとしても人気のアイテムだ。
「父がコーヒー好きで、毎朝グラインダーで豆から挽いたりして。実家ではコーヒーの匂いで朝を迎えていました。そんなこともあって、ひとり暮らしをしたら、コーヒーにこだわりたいなという憧れがずっとありました。最近、友達からも誕生日に豆をプレゼントしてもらったので、今日は黒のハンドグラインダーを購入したいなと思っています」(坂東龍汰さん)




多様なスタイルでコーヒーの魅力を引き出し、
コーヒーを“体験”・“文化”へと昇華
札幌PARCOのショップは、洗練されたホールビーンズショップでこだわりが詰まった空間に。市内の中心部という立地も相まって、ギフトを探しに足を運ぶお客様も多く、贈りものとしても人気を集める季節のコーヒーをはじめ、3種類のテイスティングが体験できる。坂東さんは、店内で人気No.1の「オーガニック コーヒー MA ブレンド」を試飲。マンデリンをベースにグァテマラとコロンビアを合わせたオーガニックブレンドは、芳醇な香りと力強いボディが魅力。深い苦味の中に甘みもあって、味わいに奥行きを感じさせる玄人好みのブレンドだ。「うわっ、おいしい! コーヒーの華やかな香りがフワッと口の中に広がってくる。目が覚めるような味わいだったので、朝に楽しみたいですね」。
MORIHICO.各店で実際に使用しているステンレス製ドリッピング・ポット「ユキワコーヒー ドリップポット M-5型」は、職人による手作業でクチ下げ加工が施されたMORIHICO.オリジナル仕様に。抽出する際にお湯の一滴ずつの点滴注入と糸のように細い注湯が可能なため、プロ同様のコーヒー抽出を自宅で楽しむことができる。







「乗り越えられないこと、
不可能なことってないんだな」
18歳まで北海道のシュタイナー教育の学校に通っていた坂東さんは、卒業演劇で主役を務めたことが、俳優という道に魅せられたターニングポイントに。
「僕の通っていた学校には演劇が授業に入っていました。高校3年生のとき、卒業演劇というのがあって、それをやらないと卒業ができない――つまり、高校生活の集大成が演劇。それをやったことがきっかけで、俳優になりたいと思ったんです。すごくクオリティが高くて、生徒たちの熱も熱い。だから僕も気合いが入っていて、トーマス・ストックマンというちょっと変わった科学者の役を。とんでもない台詞の量で、しかも専門的な台詞がすごく多い。でも、あの役をやっていなかったら、僕はたぶん今ここにはいないな…と考えると、やってよかったなと思える。『乗り越えられないこと、不可能なことってないんだな』と、そのときすごく感じられることができたんです。小説1冊分ぐらいの台詞を頭に叩き込んで、それを人前で演じる。実は本番前、頭が真っ白になったんです。『あんなに頑張ったのに、もう終わったな…』と思って。そんな状態でも舞台には出なければいけないから、舞台に出てみたらゾーンに入ったような感覚になって。なんかもう、自分の感情というよりは、やってきたことがすらすら出てくるみたいな…体がちゃんと覚えていて。『うわー、すごい楽しい!』という気持ちになって、アドレナリンがブワーッと。いままで音楽やったり、絵描いたり、社交ダンスやったり、写真撮ったりとか好きなことがいっぱいあったけれど、いちばん飛び抜けて自分がエネルギーを感じたのが、卒業演劇の一瞬だったんです。これを職業にして生きていけたら、いちばん幸せだなと思って。当時、日本の映画やドラマは見ていなかったので、日本の役者さんについて、芸能界に関してもまったく知らなくて…でも『演劇をやるなら東京だ!』と思って、バイトをしてお金を貯めて、東京に行きました。そこから、スタートしたんです」



- ショップ名
- MORIHICO&THE ALTERNATIVE
- フロア
- 本館 B2F
- 電話番号
- 011-350-3687
- 公式ブランドサイト
- https://www.morihico.com
- 公式SNS
- Instagram(@morihico.official)
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坂東龍汰
1997年5月24日生まれ、アメリカ・ニューヨーク生まれ、北海道育ち。2017年に俳優デビュー。映画初主演を務めた『フタリノセカイ』(2022年)で、第32回日本映画批評家大賞の新人俳優賞(南俊子賞)を受賞。主な出演作に、『若武者』、劇場アニメ『ふれる。』、ドラマ『ライオンの隠れ家』(すべて2024年)など。今年1月に公開した『君の忘れ方』で映画単独初主演を務め、現在公開中の映画『ヒックとドラゴン』ではヒック役の吹き替えを担当。10月31日(金)には、映画『爆弾』公開予定。10月6日(月)から放送されるドラマプレミア『シナントロープ』(テレビ東京系)にも出演。
Instagram(@ryota_bando)