「COMME des GARÇONS」の服は、宮世琉弥さん・伊達花彩さん兄妹にとって幼い頃から心を刺激し、気持ちを掻き立てるエッセンス。二人の故郷である宮城の仙台PARCOに今年3月オープンしたショップをクルーズ。「JUNYA WATANABE MAN」「COMME des GARÇONS HOMME」「COMME des GARÇONS POCKET」が集結する複合店にて、今まで直接話すことのなかった、お互いに秘めた気持ちをオープンに語り合った。
- Photo
- Sachiko Saito
- Stylist
- Takashi Tokunaga
- Hair&Make
- Ryo Matsuda(Y's C)、Ai Inatomi
- Text
- Hisako Yamazaki
- Edit
- RIDE Inc.
「COMME des GARÇONS」の世界観を
堪能できるニューショップ
今年3月15日、仙台PARCO本館2階に「JUNYA WATANABE MAN」「COMME des GARÇONS HOMME」「COMME des GARÇONS POCKET」がオープンした。宮世琉弥さんが着用するのは、「JUNYA WATANABE MAN」と「Brooks Brothers」のコラボレーションジャケット。フロントから見ればブランドのシンボルであるゴールデンフリースが施されたゴールドのボタンが光るアメリカントラッドの王道「Brooks Brothers」紺のブレザーだが、背面にはJUNYA WATANABE MANらしいワークウェアを想起させるエステルリップのキルティングを採用し、異素材が掛け合わされたジャケットに。妹の伊達花彩さんは、ハートのワッペンがトレードマークになった「PLAY COMME des GARÇONS」のカーディガンとスニーカーをチョイス。
ジャケット、Tシャツ、ウールパンツ、シューズ/JUNYA WATANABE MAN カーディガン、スニーカー/PLAY COMME des GARÇONS、スカート(参考商品)/COMME des GARÇONS GIRL、ソックス/スタイリスト私物ファッションとは個性や
自分らしさを表現するエッセンス
ここ仙台PARCO店では、「JUNYA WATANABE MAN」「COMME des GARÇONS HOMME」「PLAY COMME des GARÇONS」のワードローブのほか、フレグランスやお財布など、ポケットサイズのアイテムを扱うコンセプトストア「COMME des GARÇONS POCKET」も複合し、ファッションアイテムだけでなくバラエティ豊富な小物や香りも充実している。
一緒によく買い物へ行くというショッピング好きなふたりに、ファッションの魅力について訊いてみた。
宮世さん:ファッションの情報は、古着屋さんをやっている親戚のお兄ちゃんからが多いです。ブランドの歴史やコレクションについてなど、いろいろ教えてくれます。お店に行くと、90年代のギャルソンの服もたくさんあって、そこで膨大な情報を幼い頃から教えてくれたので、僕も自然と服が好きになって。中学生のとき、初めてギャルソンのスラックスを買いました。今でも大切に履いています。ジュンヤさんは私物でコートを持っていて、ずっと愛用しています。
伊達さん:お兄ちゃんは、ファッションに詳しいんです。やっぱりファッションって、その人の個性が出る部分ですよね。初対面で会った方の服装を見て、「この人はこんな人かな?」とか勝手に分析をしています。
宮世さん:ファッションの魅力は、それこそ花彩も言ったように、個性が出るとか、自分らしさを表現できるエッセンスだと思います。自分らしさをすごく表現できるからこそ、人間にとって欠かせないものなのかなって。
COMME des GARÇONSらしい
反骨精神に満ちた“アンチ・パフューム”
ショップをクルーズしながら、美しいグリーンボトルの前でふたりは揃って足を止めた。「これ、すごくいい香り!」と宮世さんが伊達さんにシュッとひと吹きした瞬間、伊達さんも「わあ、とってもいい香り」と、しばらく立ち止まって香りを楽しんだ。
1994年にデザイナー川久保玲氏がフランスでスタートした「COMME des GARÇONS PARFUMS」は、“アンチ・パフューム”がコンセプトに。従来の装いを完成させるための香りではなく、自分を奮い立たせる香りを目指し、現在では40種類ほどのフレグランスを展開している。彼らが手に取った「アメイジングリーン オードパルファム」は、調香師のジャン・クリストフ・エローが手がけた“グリーン”をテーマにしたフレグランス。青々とした豊かな自然の香りに、火花と煙を散らして炸裂する火薬の香りを融合し、グリーンのエネルギーが突風のように吹き抜ける様子をイメージしている。
照れながら語り合った
兄と妹、それぞれが抱く感謝の想い
幼少期からそれぞれの夢を追い、同じ芸能の道へと進んだ宮世琉弥さん・伊達花彩さん。普段、なかなかまっすぐ向かい合って伝え合うことのないお互いへの感謝や尊敬、秘めた想いを語ってもらった。
伊達さん:私は本当に尊敬していて。やっぱり、俳優業とアーティスト業を両立するって本当に難しいこと。しかも自分で楽曲も作るし、最近では体づくりもちゃんとしている。本当に尊敬しかないんです。スケジュールがびっしりの中、大変な様子を見せないで、よくここまで頑張っているなと思いますね。
宮世さん:でも確かに……僕たち、自分たちの活動について話し合う機会は、あんまりなかったよね。同じぐらいの時期から芸能活動を始めていて。その中で、僕自身も大変だなと感じたときもある。なので、花彩も絶対それを通ってきているんだろうなって、見せないだけで。グループ活動もして、作品や映画にも出たりとかして、いろいろ大変なことあるけど、それを僕には全然見せなかった。たぶんすごいメンタルが強いと思う。自分で気付いてないだけで。すごく尊敬できます。
伊達さん:よく理解してくれていて、嬉しい! 握手、握手!(と、手を宮世さんに差し伸べる)
宮世さん:文字ベースだから、握手は見えないでしょ(照れ笑)。
- ショップ名
- JUNYA WATANABE MAN COMME des GARÇONS HOMME COMME des GARÇONS POCKET
- フロア
- 仙台PARCO 本館 2F
- 電話番号
- 022-354-8145
- その他店舗
- <渋谷PARCO>Comme des Garçons Girl<渋谷PARCO>Junya Watanabe Man/Homme<札幌PARCO>Comme des Garçons Homme/Junya Watanabe Man<札幌PARCO>Black Comme des Garçons<札幌PARCO>Tao/Junya Watanabe<札幌PARCO>Multiple Comme des Garçons
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宮世琉弥
Instagram(@ryubi_miyase_official)
2004年1月22日生まれ、宮城県出身。「宮城から世界へ」という想いが込められた宮世琉弥で活躍中。2019年に俳優デビュー。若手の登竜門といわれるCMに大抜擢され、TBS系『恋する母たち』や『君の花になる』など、数々の話題作に出演。今年4月に「Ryubi Miyase」として、1stアルバム『PLAYLIST』でメジャーデビュー。映画『恋わずらいのエリー』にて映画初出演を務め、8月29日にNetflix『恋愛バトルロワイヤル』が世界配信されるなど、表現者としての幅を広げている。2025年1月18、19日には国立代々木競技場第一体育館でのLIVEイベント2dayも控える。
伊達花彩
Instagram(@date_kahya_official)
2005年3月21日生まれ、宮城県出身。「いぎなり東北産」として、日本武道館を目標に活動中。2021年、テレビ東京で放映された『アイカツプラネット!』に主演・音羽舞桜/ハナ(声)役として出演。2022年には、同役にて出演した主演映画が『劇場版アイカツプラネット!』公開。今年4月28日、ソロ曲『オランジェット』を配信リリース。
- ショップ名
- 仙台PARCO
- 公式サイト
- https://sendai.parco.jp
- 公式SNS
- Instagram(@parco_sendai_official)
X(@parco_sendai)