PARCO PRINT CENTER出展作品からいくつかチョイス、ポスターについてゲストに語っていただく企画「ポスターのある風景」。第2回目の今回は、世界的に人気を集める4人組バンドCHAIのメンバーでありペインターとしても活躍するユウキさんを招いてポスタートークをしていただきました。
Q1.PARCO PRINT CENTERの出展作品からそのポスターをチョイスしたのはどうしてですか?
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Keiji Ito|伊藤桂司 NEW WORLD
ユウキ:カッコいいし青色もいい感じ!
実は伊藤桂司さんのことを知らずにカッコよくて選んだんだけど(ごめんなさい!)コラージュ作品なんだね、写真だと思ってた。
これはどこの国なんだろ?水面に映る山も違うね。部屋に貼ると窓から見える景色みたい。ほんとカッコいい! -
Hikaru Ichijo|一乗ひかる 花とおんな
ユウキ:もともと大好きでCHAIでコラボしたことのある一乗さん。かわいい!
このポスターもそうだけど、一乗さんが描く女の子のシルエットとか色の合わせ方が好き。
無機質だけどやわらかさがあったり温度を感じる。ビューティーとはなんぞやって訴えかけてる気がする。 -
Masaho Anotani|安野谷昌穂 Amazing Causes Invisible DNA
ユウキ:ぱっと見はモチーフがかわいくて色もパルテル調でやさしいけど、
よーく見ると毒っ気があったり怖さもあったりギャップがすごいいい!
何が言いたいかよく分かりづらい抽象的な絵が好きなので選びました。
Q2. 自分の生活の中にポスターを貼ることについて
ユウキ:ポスターってどこでもドアの窓バージョンみたい。景色とか世界がひろがる感じ。
部屋に貼ったり置いたりするものは斬新だったり予想外な色の組み合わせのものをよく選ぶかも。
自分ではしない色の組み合わせって作品作りの参考にもなるし刺激になる!!
インタビュー後記)
かわいいだけではなく不思議なポイントにフォーカスするCHAIユウキさんならではの視点を感じました。
Little Thunderの作品集からVivian Maierの写真集まで並ぶ本棚も印象的でした。今後のアート活動も楽しみですね。
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ミュージシャン、イラストレーター ユウキ(from CHAI)
岐阜県出身。「NEOかわいい」「コンプレックスはアートなり」というコンセプトのもとに世界的に活動する、4人組バンド「CHAI」のベース、アートワーク、作詞担当。
国内外問わず、熱狂的なファンをもつミュージシャンでありながら、個人でイラストレーターとしても活躍している。
・CHAI RELEASE INFO
USの老舗レーベルSUB POPよりデビューし、5/21に待望のニューアルバム「WINK」をリリース決定。第一弾シングル“Donuts Mind If I Do” 好評配信中。
自分が認めた価値を壁に貼る。1枚ポスターを貼ってみると何かが変わるかもしれない。
言葉にならない感覚を大切にする、自分の気持ちを代弁してくれる、こころ穏やかにしてくれる。家にいる時間が多い今、白い壁のままでもいいけど、毎日をアートと共に。