ParCO PRINt CENTER|PARCO

インタビュー企画「ポスターのある風景」vol.1

蓮沼執太(音楽家、アーティスト)

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PARCO PRINT CENTER出展作品からいくつかチョイス、ポスターについてゲストに語っていただく企画「ポスターのある風景」。第1回目の今回は、音楽を軸にしながらアート等でも活躍する蓮沼執太さんを招いてポスタートークをしていただきました。

Q1. PARCO PRINT CENTERの出展作品からそのポスターをチョイスしたのはどうしてですか?
  • Rika Noguchi|野口里佳 「マヨルカの空 #2」"Sky in Mallorca #2”

    蓮沼執太:野口さんの写真は、前々から光の感じが特徴的で好きだったので選ばせてもらいました。
    写真作品となるとなかなか手が届かないですが、ポスターだと手に入れやすくなっていいですね。
    部屋に貼ると窓があるみたいに感じます!

  • EYE|∈Y∋ PILLOWED SPACE / COZMIK EYE FROM SPACE PILLOW

    蓮沼執太:音楽も素晴らしいですが、EYEさんの非日常的なビジュアルをポスターとして日常に入り込んでくる異物感がいい感じです。制作部屋に貼ってあったら、それが刺激となって創作意欲が湧いてきます!

  • James Jarvis|ジェームス・ジャービス Untitled

    蓮沼執太:絵画のアートというよりrelax等の雑誌で見ていたイラストレーションという認識だったので、
    ポスターと雑誌は同じ紙が素材!ということでポスターが巨大な雑誌の1ページのように感じられて面白そうだったので選びました。

Q2. 自分の生活の中にポスターを貼ることについて

蓮沼執太:ポスターを貼るのは、自分の生活空間に溶け込むということになるので食べ物と同じで自分の糧になっているのかなと。自分の栄養になってるかもしれませんね。

思い出が深いポスターといえば、横尾忠則さんのポスターはよく買ってましたね。そんな横尾さんの作品がアートワークになっている、蓮沼執太フルフィルのアルバム「フルフォニー」みんな聴いてください。無理やりな流れかもですが笑

画像

インタビュー後記) 音楽家である蓮沼さんならではの切り口さすがです。ミニマルスタイルの作業スペースに野口里佳さんのポスターが蓮沼さんがおっしゃる通りまるで窓から見える景色のようで素敵でした。

1983年東京都生まれ。蓮沼執太フィルを組織して国内外でのコンサート公演をはじめ、映画、演劇、ダンス、CM楽曲、音楽プロデュースなど、多数の音楽制作。また「作曲」という手法を応用し物質的な表現を用いて、展覧会やプロジェクトを行う。主な個展に『Compositions』(ニューヨーク・Pioneer Works 2018)、『 ~ ing』(東京・資生堂ギャラリー 2018)など。第69回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。最新楽曲に12/16に配信リリース、蓮沼執太フィル「HOLIDAY feat. 塩塚モエカ」。

自分が認めた価値を壁に貼る。1枚ポスターを貼ってみると何かが変わるかもしれない。
言葉にならない感覚を大切にする、自分の気持ちを代弁してくれる、こころ穏やかにしてくれる。家にいる時間が多い今、白い壁のままでもいいけど、毎日をアートと共に。