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寺西拓人&篠塚大輝(timelesz)×JW ANDERSON|夢と現実。その狭間で紡ぐ特別な物語

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寺西拓人&篠塚大輝(timelesz)×JW ANDERSON|夢と現実。その狭間で紡ぐ特別な物語 | Parco Cruise| PARCO(パルコ)
寺西拓人&篠塚大輝(timelesz)×JW ANDERSON|夢と現実。その狭間で紡ぐ特別な物語 | Parco Cruise| PARCO(パルコ)

社会現象をも巻き起こした「timelesz project -AUDITION-」(通称:タイプロ)で、互いに励まし合いながら、高みを目指した寺西拓人さんと篠塚大輝さん。全く別のフィールドで生きてきたふたりは、今“家族”となり「timelesz」の最年長・最年少のメンバーとして活躍する。世代やジェンダーを超え、型にはまらない自由な感性でラグジュアリーな世界観を創り出す「JW ANDERSON」の服を纏って撮影を。これは、新しいファッションを通じて生み出された、ケミストリーが紡ぐふたりの特別な物語。

Photo
Kotori Kawashima
Stylist
Tomohiro Iwata
Hair&Make
Yuriko Tanzawa , Kiyoko Ninomiya
Text
Hisako Yamazaki
Edit
RIDE Inc.

 

「ここから世界が変わる」「ここから始まるんだ」
運命の瞬間から歩み出した、新しい道

社会現象となるほどに、人気を博したタイプロ。過酷なオーディションを経て、寺西拓人さんと篠塚大輝さんは新メンバーとして選出された。寺西さんは14歳のときにエンターテイメントの世界へ入り、俳優として自身のキャリアを積む。また、篠塚さんはダンス・歌未経験、現役の一橋大学の学生という異色の経歴で、注目を集めた。タイプロ最終回の“運命の瞬間”が訪れた、そのときの気持ち、新体制「timelesz」となって約2カ月になる今の心境を語ってくれた。

寺西さん:オーディションを受けると決めたときから、“合格”ということに自分の心は向かっていたので、あの瞬間は「ついにか」という感覚でしたね。具体的な実感みたいなものは湧いてこなかったのですが、「ここからまた、自分の世界が変わっていくんだ」という気持ちだったことをすごく覚えてます。僕はずっと「ありのままでいたいな」と思って生きてきて、でもそれはある意味、変わらないことへの言い訳にもなっている。タイプロを通して、そういう言い訳をなくしていきたいなと思っていたんです。正直なことを言うと…タイプロを挑戦すると決めたときが、僕のなかで最大の殻を破った瞬間だった。その後、この挑戦を通してゆっくりと自分の殻を破っていった感じです。

篠塚さん:メンバーに決定したあの瞬間、意外と激しい感情は生まれてこなかったんです。ある程度の気持ちを整える期間もあったから、その事実を受け入れるという感じで。もちろん嬉しかったし、いろんな感情はあったのですが、「ここから始まるんだ!」という気持ちがいちばん強かったと思います。
オーディションの最終日、(橋本)将生と泊まった部屋が一緒で朝までいろいろ語りました。「もしかしたら、ここでお別れになるかもしれない」と思いながら、その時に自分が感じていた不安など、いろんなことを話して。話しているうちに「将生に加入してほしい!」と、強く感じた瞬間があって。本当に優しくて、パフォーマンスもうまくて…自分のこと以上に、強く願ったんですよね。実際に発表の際、将生の名前がいちばん最初に呼ばれて、すごく嬉しかった。

夢の中にいるような――
新しい服がもたらす、新鮮な心とピュアな喜び

「JW ANDERSON」の2025年春夏メンズ&ウィメンズコレクションに身を包み、ファッションシューティングを。「明晰夢(ルシッドドリーム)」をテーマに、合理的なシルエットから離れたボリューム感あるトップスや英国建築をモチーフにしたシャツなど、まるで夢と現実を交錯するような奇想天外な世界へと誘う。ランウェイにも登場した、今季を象徴するコンバットレザーブーツを色違いでコーディネートして、ショップやフィッティングルームなど、渋谷PARCOを舞台にフォトグラファー川島小鳥さんがシャッターを切った。

寺西さん:すごく好きなテイストの服で、おしゃれだなって! シンプルなのに、ちょっとしたところに遊び心を効かせるというJW ANDERSONらしい服です。

篠塚さん:すごくかっこいい服だなと思いました。シャツの胸元についているシルバーのパーツも、ブランドのロゴの「J」にデザインされていて、ディテールまですごい。ファッション撮影は毎回、すごく楽しい! 僕はおしゃれに疎い人間だったので(笑)、いろんな服にこれから挑戦してみたいと思っています。

寺西さん:僕もそう。ファッションに関しては、こだわっていないところがこだわりかな。このブランドしか着ないとか、このジャンルしか着ないってことはなく、いろんなファッションを楽しみたいっていつも思っています。

コレクションテーマの“夢”にちなんで、夢の中にいるように嬉しかった近況エピソードを訊いてみた。

寺西さん:一歳になる姪っ子が、すごくかわいくて。その子はもちろん僕のことなんか認識もしてないし、わかってないと思うのですが。妹が姪っ子に僕が表紙になっている雑誌を見せたら、オレの顔をバシバシ叩いているんです(笑)。その動画が妹から送られてきたとき、幸せを感じました。

篠塚さん:timeleszのメンバーになって、幸せを感じる瞬間がいっぱいあって。8人で仕事をするとき、「幸せだな」とすごく感じます。もちろん僕たちは8人ではあるのですが、新メンバーの(猪俣)周杜と将生のふたりは、言うなれば“同期”。これから一緒に時間を過ごすことを考えると、何気ないことで会ったりするだけで幸せを感じる。周杜は天然だから、たまに変なことも言うのですが(笑)、話していると芯みたいなものを感じるときもあって、抜けていそうで意外としっかりしているんです。将生は本当に優しくて、みんなへの思いやりにあふれている。でも意外と、抜けているところは周杜よりあったりして、「かわいいな」って(笑)。

(寺西さん)Window Embroidery Shirt ¥108,900、Buckled Cuff Jeans ¥103,400、Combat Boot ¥188,100
(篠塚さん)Gathered Sleeve V Neck Top ¥97,900、Cargo Shorts ¥97,900、Combat Boot ¥188,100

最年長の寺西拓人と最年少の篠塚大輝
それぞれが語るお互いの魅力

timeleszでは最年長と最年少の“てらしの”のふたり。タイプロの4次審査では同じチームに属し、包み隠さずに自分たちのすべてを出し合った。切磋琢磨した仲だからこそ知っている、お互いの魅力とは。

寺西さん:大輝は愛される力を持つ最年少。しっかりしているし、頭もいい。学力という部分でももちろんですが、そうでない部分もすごくちゃんとしているんです。僕はもう何年もこの仕事をしていますが、彼は初めてこの業界に入ってきた。なのに、対等にちゃんと話ができるって、当たり前のようですごいことである気がして。それだけ対応力もあるという証だし。尚かつ、自分の弱さをちゃんとさらけ出せるから、みんなが応援したくなる、手を差し伸べたくなってしまう。そういうところが、本当にすごいなって思います。

篠塚さん:てらさん(寺西さん)の魅力はいっぱいあるのですが、ひとつはやっぱりパフォーマンス力。僕自身がまだ未熟すぎるというのもあるのですが、やっぱり本当にすごい。そう言う意味で、遠い存在だけど、自分なりにいろんな部分を学ばせていただいています。またグループとしては、てらさんが最年長。メンバー間でどうしても生まれてしまいそうなギャップを、てらさんがうまく調整してくれていて。締めるところは締めて、ふざけるときはふざけるみたいな。timeleszにとって、てらさんは必要不可欠な存在だなと感じます。

寺西さん:僕が合流した4次審査で、大輝と同じチームでした。そのとき、僕が振り付けの先生とちょっとぶつかるような瞬間があり。先生がチーム全体に「じゃあ、みんなはこのことをどう思うのか?」と、意見を求めたんです。先生の言葉に同調する意見が多かったなか、大輝は「てらさんがしたいようにしたらいいと思います」と言ったことを、僕はすごく覚えていて。

篠塚さん:てらさんはすごく現実を見ている。そう感じることが多くて。パフォーマンスに関しても楽観的に見ないで現実的に見る。そういう視点で、サポートやアドバイスをいっぱいくれるんです。特にタイプロ中は自分に足りないことがたくさんあって、もちろん楽観的に励まされるのもすごく嬉しかったし、励みになっていたのですが、てらさんは現実を見た上で、意見や励ましをくれた。それは、メンバーとなった今も変わらなくて。たとえばダンスに関して「すぐにうまくなるよ!」と言ってくれる方が多いなか、てらさんはそんなことを一回も言ったことはなく、いつも現実を見せてくれるんです。

かっこいい人間であるために――
努力すること、メンバーから学ぶこと

寺西さん:僕がかっこいいなと感じる人間像は、自分にはないな…と思うからこそではあるのですが、クリエイティブな人。また男女問わず、自分の“かっこいい”、“かわいい”を大事にしている人。たぶん、いろいろと周りから「なんだよそれ」っていうのを言われてきたけれど、それを耐えて、跳ねのけてきた。そこに至るまでの経緯も含めて、すごくかっこいいなと思いますね。

篠塚さん:僕はやっぱり、何かを極めている人がかっこいいなって思います。極めている人って、もちろん才能もあると思うのですが、たぶん人とはまた別次元の努力をしている。昔から、本田圭佑さんを尊敬しているんです。すごく努力をされて、結果を出して。努力することを恥ずかしいと思っていないところとか、努力不足や力不足を感じたときに、そこからより努力できる姿勢。特にオーディション中、僕にとってその姿勢が救いになっていた。どんな業界でも、何においても極めている人、ひたむきに努力している人は、とても憧れるし、尊敬する。自分もいつかそうなりたいなって、強く思っています。

エンターテイメントの世界を歩みはじめて2カ月経った篠塚さんに、表現者として活動する心の支えとなっている原動力について訊いてみた。

篠塚さん:やっぱり、ファンのみなさんの声が大きいと思います。タイプロの時からずっと、なんでも受け入れてくださる方々がたくさんいて。特に自分は、足りないところが多かったと思うのですが、そういうところも優しく見守ってくれたり、温かい言葉をかけてくださった。ファンのみなさんに支えられた部分が多かったので、ライブとかで実際にお会いしてパフォーマンスするのが楽しみなんです。この8人で、これからどんどん階段を上っていくと思うんですけど、やっぱり自分以外はみんなすごくて。階段を登って行くにあたって、みんなはしっかりと1段1段、登れる人たちだと思うのですが、自分はやっぱりまだまだなので…。実力が足りてないから、追いつきたいというのが、今の自分のモチベーションになったりしています。堂々と8人で肩を組んで、1段1段上っていけたらいいなと。

最後に、timeleszのメンバーそれぞれの「かっこよさ」を最年長の寺西さんに分析していただいた。

寺西さん:菊池風磨はすごく頼りになる。同じ歳で同期…もちろん僕も自分のキャリアに自信はあるけど、「彼は彼の世界で戦ってきたんだな」というのが感じられる。周りの人を味方にして、その戦いを勝ち抜いてきたんだなって。グループのためにもすごく動いてくれている気がするし、感謝しています。
勝利は背負ってきたものが見える瞬間があって。そこが、すごくかっこいいなって思う。グループのセンターをずっと張り続けてきて、若いうちからその覚悟は半端なかったはず。すごく優しいし、全然ガツガツしてるわけじゃないけれど、たまに垣間見える、背負ってきたものの大きささが、すごく僕はかっこいいなって思います。
松島くんは、人としてすごく尊敬できることがたくさんあります。優しさがいちばんで、やっぱり彼は愛が深い。timeleszというグループがファンの方にすごく愛されているのは、彼がしっかりその愛をファンのみなさんに返していたからなんだろうなって思わせてくれるぐらい、愛が深いんです。
橋本将生は、仲間思いで根っこの部分がすごく熱い。猪俣周杜は、生まれ持ったものがとにかく素敵。僕が持ってないものを、全部持っている感覚があるんですよね。そして、篠塚大輝は真っすぐに自分をさらけ出して、周りの手を借りることができるところが、とにかく魅力的だなと思いますね。そして最後に…原は“いい奴”です。以上!(笑)

Large Loafer Bag ¥429,000 Loafer Bag ¥269,500 Pigeon Clutch Bag ¥106,700
ショップ名
JW ANDERSON
フロア
3F
電話番号
03-6277-5277
公式ブランドサイト
https://jwanderson.com/ja-jp
公式SNS
Instagram(@jw_anderson

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寺西拓人(timelesz)

1994年12月31日生まれ。神奈川県出身。2025年2月、8人の新体制で活動開始した「timelesz」のメンバー。メンバーカラーは水色。趣味は映画鑑賞で、時間ができればいろんな作品を観て表現力に生かし、その演技力に定評がある。優しく、包容力があり後輩からも慕われるキャラクター。
Instagram(@takuto_teranishi

篠塚大輝(timelesz)

2002年7月9日生まれ。大阪府出身。2025年2月、8人の新体制で活動開始した「timelesz」のメンバー。メンバーカラーは白。歌もダンスも未経験で「timelesz project -AUDITION-」では人生初の挫折の連続だったが、並外れたメンタルの強さと努力でグループ入りを果たす。アイドルという夢の第一歩を踏み出し、成長していく未知数のミラクルボーイ。
Instagram(@taiki_shinozuka0709.official

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