Parco Cruise

佐藤勝利&猪俣周杜(timelesz)×JIL SANDER|まじりけのない、清らかさに宿る美しさ

  • LINE
佐藤勝利&猪俣周杜(timelesz)×JIL SANDER|まじりけのない、清らかさに宿る美しさ | Parco Cruise| PARCO(パルコ)
佐藤勝利&猪俣周杜(timelesz)×JIL SANDER|まじりけのない、清らかさに宿る美しさ | Parco Cruise| PARCO(パルコ)

堅実でしっかりした佐藤勝利さんと、「timelesz」のメンバーのなかでもっとも天然キャラクターである猪俣周杜さんが、初めての対談を。ここかしこに笑いが起こるなど、抜群に息の合ったトークで話が深まった。新メンバーである猪俣さんが抱える不安や期待は、佐藤さんも今に至るまでに歩んできた道のり。さりげない佐藤さんのアドバイスが、猪俣さんの可能性を拡大させる。ふたりの心に流れる“純粋さ”は、「JIL SANDER」のスタイルとシンクロする。JIL SANDERを纏い、夜の渋谷でファッションシューティング。

Photo
Kotori Kawashima
Stylist
Itaru Araya
Hair&Make
Yuriko Tanzawa , Kiyoko Ninomiya
Text
Hisako Yamazaki
Edit
RIDE Inc.

 

「家族旅行とか家族写真とか、
“家族”と名がつくことを増やしたい」

「timelesz」の佐藤勝利さんと猪俣周杜さんのトークは、優しさと笑いにあふれている。テンポのよい掛け合いを交えながら、ふたりは自然体で会話を楽しんだ。まずは、新体制「timelesz」となって2カ月経つ、現在の心境について。

猪俣さん:率直に嬉しいという気持ちと、この8人でいろんなところに行って、いろんなことをしたいなって。

佐藤さん:家族になったもんね。

猪俣さん:一緒に時を過ごすにつれ、みんなに「会いたい!」という気持ちが大きくなっています。

佐藤さん:家族旅行とか家族写真とか、“家族”と名がつくことを増やしたいよね。思い出もたくさんつくりたいし。ライブツアーは、ちょっとした旅だから。地方ごとに、みんなでご飯行ったり、サウナなんかにも行ったりしたら楽しいよね!「secondz」(セカンズ:timeleszのファンネーム)と一緒に過ごす楽しいライブをやることは、本当に楽しみだね。いちばんいい時間だから。

猪俣さん:楽しみです!やっぱり、みんなと大きなことを共有したいんです。もちろん、小さなこともいいけれど、おっきなことを共有する時間って、なんかいいじゃないですか。

佐藤さん:そうだね。紆余曲折あって、僕たちはこれだけ大きな「タイプロ」(timelesz project -AUDITION-)というプロジェクトを立ち上げた。いろんな意見もありましたけど、最高の仲間が見つかれば「やってよかったな!」というか…それが、成功だなと思うので。仲間が見つかって、ほっとしているところがあります。最初のはじまりから、本当に覚悟しかなかったから。新しいメンバーがtimeleszに入るということは、事務所にも入ってもらうことでもあるので、僕たちごとだけじゃないですし。さまざまな意見がたくさんあったと思うのですが、先輩方がタイプロをすごく盛り上げてくださって。いろんな意味で、相応の覚悟がないとこれだけのことはできなかった。

猪俣さん:毎日、新しいことができて本当に楽しいです。みんなと一緒にいる時間も、やっぱり楽しいですし。夜みんなでトランプとか人狼ゲームして遊んだり。たくさんしゃべって、ご飯食べたりとか。そういう時間がいちばん楽しいです!

佐藤さん:楽しいよな。オレらも楽しいもん!

「JIL SANDER」のショップが、
渋谷PARCO 1・2Fに拡大してオープン

山や海、田園への旅など、“都会から抜け出した暮らし”をコンセプトに、2019年に誕生したコレクション「JIL SANDER+」。高級感や優れた着心地などJIL SANDERらしいデザイン性と、飾らないリラックスムードの融合。ほとんどのアイテムがユニセックス仕様で、美しいデザインの中に機能美をも宿す。

佐藤さんと猪俣さんのふたりは、「JIL SANDER+」の服を纏い、夜の街へ。

佐藤さん:JIL SANDERは、大好きなブランドのひとつ。今日着ているシャツはオーガニックコットン。すごく上質で、素材で勝負するシンプルさが魅力でした。JIL SANDER+らしいアイテムですよね。

猪俣さん:背中についているレザーの大きなパッチが個性的で素敵でした。デニムをセットアップで着るという開放的なスタイルが、とてもかわいいなと思って!

夜の渋谷で、ファッションシューティングをした佐藤さんと猪俣さん。ふたりにとって、“忘れられない夜”の記憶を訊いてみた。

猪俣さん:中学生の頃、大晦日の夜に「(1年を)サッカーで締めよう!」と思って、庭でひとりサッカーをやっていたんです。頭のなかで世界最強の選手、世界最強のディフェンダーを想像しながら、5人ぐらい思い浮かべて。で、最初1人目を抜いて、2人目を抜いて…3人、4人目…そして、5人目はすごく強いから「頑張ろう!」と思ってガッと行ったら、転んで骨折して。病院で年越ししました(笑)。

佐藤さん:小学生の頃、誕生日の朝、起きたら枕元にレジャーランドのチケットが置いてあって。両親と一緒に、その日に行ったんです。僕にとって初めての場所で、夜になってライトアップされるなか、ココアを買ってもらった思い出があります。非日常のその日の夜がずっと忘れられなくて。

猪俣さん:ちょっと感動です。素敵なエピソード!

渋谷PARCOのJIL SANDERのショップが、1Fウィメンズ&小物(4月26日(土)オープン)、2Fメンズに拡大されてリニューアル。1Fでは、今年1月にローンチした初のプレステージ フレグランス コレクション「オルファクトリー シリーズ1」も展開予定。

愛される兄と、愛される弟。
ふたりが感じるお互いの魅力について語り合う

歳の離れた自由で天然キャラの猪俣さんを、佐藤さんは広い心と優しさで包み込む。ふたりの言葉のキャッチボールは、まるで息がぴったり合った本当の兄弟のよう。新体制「timelesz」となって約2カ月。共にする時間を通して、お互いに見つけた唯一無二なそれぞれの魅力とは。

佐藤さん:周杜の言葉は、伝えたいことがピュアに詰まっている。伝え方、言葉の選び方、言葉とかは、たいてい全部間違っているんですけど(笑)。

猪俣さん:えっ!? 間違ってる?

佐藤さん:うん(笑)。悪い間違いじゃなくて、間違っちゃっているんです。天然で、苦手なんで。でも、言いたいこととか、伝えようとしていることは、本当に混じり気がないから伝わってくる。すごく心がピュアだから。たとえば、周杜が「ここは、頑張りました!」と言うのだったら、たぶん本当に頑張ったということなのだろうなって。

猪俣さん:これは、勝利くんの魅力的なギャップなのですが…タイプロを観ている方には、真面目で熱くて、まっすぐな印象があると思うんです。でもプライベートでは結構、ふざけたりとか、すぐにどっかフラフラと行っちゃったり(笑)。

佐藤さん:どっかフラフラ(笑)。たしかにオレ、フラフラどっか行く。よく見てるね!

猪俣さん:ちゃんと見てます!意外と自由人なんです。「もっと固い人なのかな?」と思っていたのですが、自由な部分がかなりあって。だから、逆に接しやすいんです。

佐藤さん:ファンの方には、タイプロのあの感じはなんていうのかな…別の一面として映っているからね。どっちも持っているけど、やっぱりなるべくふざけていたいから(笑)。

猪俣さん:勝利くんはフランクで、ポジティブ。そういうところがいいところです。

佐藤さん:ネガティブをひっくり返すためのものかもしれないけれどね。あと、これは「オレに似ているな」と感じる部分でもあるんだけれど、周杜は黙って頑張るところがあるよね。結構、口には出さないタイプで、平気なふりして我慢する。なんかこう…言わないで、耐えてる感じ。そこが似ているから「そんなにしなくていいんだよ」って思うこともある。

猪俣さん:ストレートに頑張るっていうか。それを見せてっていうか…。

佐藤さん:もちろん、言葉にするって、難しいこともあるよね。そういう美徳みたいな、信念みたいなものもいいけれど…耐えすぎないでほしいっていうか。周りに頼ってほしいなって。オレも悩んだらあまり相談しないタイプだから。自分だけで考えず、相談していってほしいなって。たまには、頼ったほうが楽しいし!8人もいるからね。家族で8通りになれるよ。

(佐藤さん)シャツ ¥192,500、ショーツ ¥181,500、ブーツ ¥218,900、バッグ ¥250,800
(猪俣さん)シャツ ¥217,800、ショーツ ¥160,600、ブーツ ¥209,000、バッグ ¥250,800

経験を積んだ先輩であるがゆえに、
理解することができる仲間の苦悩

佐藤勝利さんがデビューしたのは14歳のとき。現在、28歳の佐藤さんはtimeleszのメンバーとして、新メンバーにとってのお兄さん的存在となっている。経験を積んだ彼が紡ぐ言葉は、新しい挑戦へと今まさに正面から立ち向っている猪俣周杜さんの心にジンと響き渡る。

佐藤さん:周杜との会話のなかで、グサッときたことがあって。タイプロ中、僕のプロデュース楽曲でソロのパートを誰にするかという局面で。それが周杜ではなくなったときがあって。そのとき実は、周杜が言えなかったけど、「なんで僕じゃないんですか。言えなかったけど思っていました」と。未来があるな〜って。

猪俣さん:それ、すごく覚えています。やっぱり、タイプロ中でいちばん苦しかったのが、勝利くんがプロデュースしてくださった5次審査だったので。

佐藤さん:苦しいよな。

猪俣さん:あれは結構、苦しかったですね。勝利くんはいろいろと声をかけてくれたのですが、僕がめちゃくちゃ焦っているときに「自分のペースでいいよ」って、言ってくれたことがあって。その言葉に、かなり僕は救われました。周りの人のレベルがすごく高かったから、焦ってたんです。でもその一言で、流れを取り戻すことができた。

佐藤さん:本当に優しいですよね(笑)。

猪俣さん:オレですか?

佐藤さん:いや、オレ!(笑) めちゃくちゃ優しいひとことだったと思う。あと、わかるんですよ…レベルが高いところに入ったときのしんどさが。自分もすぐできたタイプではなかったから、「ああ、しんどいだろうな」って。それは、思っている以上にね。一見、周杜は平気な顔していたけど、すごくしんどかったよね。

猪俣さん:マジでしんどかったです。びっくりしました、本当に。

佐藤さん:「なんでできないんだろう…」というのがね。ステップの練習をずっとしたら、ステップができるようになるということとは違って、振り覚えってなかなか自分に返ってこないんです。その苦しさを知っている。経験があるから、言えたことではあるのですが。

猪俣さん:本当に救われました。だから、今がある! 勝利くんは周りの状況を見て、優しくしてくれるんです。うまく口が回らなかったりするときに、「もう一回、言ってみて」とコソっと言ってくれたり。いつもさりげなくサポートしてくれます。

佐藤さん:オレだけが知っている周杜の魅力は、意外とちゃんと考えるところ。でも、周杜が考えないで口にしたこと…たとえば、襲名式の「僕がお父さん」発言がドンッてウケるみたいに、考えてないときに、天才的な言葉が生まれることもある。それは、マジ魅力的(笑)。

ショップ名
JIL SANDER SHIBUYA PARCO
フロア
1F・2F(1F 4月26日(土)オープン)
電話番号
03-6427-8808
公式ブランドサイト
https://www.jilsander.com/ja-jp/
公式SNS
Instagram(@ジルサンダー

Check here too>>
寺西拓人&篠塚大輝(timelesz)×JW ANDERSON|夢と現実。その狭間で紡ぐ特別な物語

Check here too>>
松島聡&原嘉孝(timelesz)×TOGA|新しい挑戦がもたらす、新鮮な景色と喜び

Check here too>>
菊池風磨&橋本将生(timelesz)×MARNI|新しい季節、新しい春。新しい自分の扉が開くとき

佐藤勝利(timelesz)

1996年10月30日生まれ。東京都出身。2025年2月、8人の新体制で活動開始した「timelesz」のメンバー。メンバーカラーは赤。真面目でストイックな部分があり、努力を惜しまない強さを持つ。趣味はギター、車、料理など。一度ハマると突き詰めるオタク気質な一面を持っている。
Instagram(@shori_sato_official

猪俣周杜(timelesz)

2001年8月17日生まれ。茨城県出身。2025年2月、8人の新体制で活動開始した「timelesz」のメンバー。メンバーカラーは黄色。ひたむきに努力することが得意で、どんな逆境でもマイペースかつポジティブに取り組む。天然発言が多い愛されキャラ。「ファンの人を笑顔にしたい」とまっすぐに努力を重ねる。
Instagram(@inomata_shuto_official

  • LINE

Other Posts