INTERVIEW

Jamie Reid

スーパーヒーローという概念は、私にとってずっと興味深いコンセプトでした。
今日までそのキャラクターたちがどういう存在であり続け、人々からどう認識されてきたのか、
過去から続くステレオタイプなイメージを覆し、まったく新しいスーパーヒーロー像を描くことが今回の命題でした。

フランクによる、ユニークなドキュメンタリースタイルの写真や映像、
イブラヒムの表情豊かなコスチュームデザインとスタイリングが相まることで、
純粋で力強いクリエイティビティと表現を生むことができました。
彼らだけでなく、キャスティングやヘアメイク、セットデザインなど、
今回の重層的な物語をビジュアルとして描くには、すべての要素がとても重要でした。

先進的な表現を生み出すために、チームを信頼しクリエイティブの自由を与えてくれたパルコに感謝しています。

Frank Lebon

パーソナリティや能力など、内面的な特徴を表現した衣装を身にまとうスーパーヒーローたちを、
ファッションの視点を用いて、いつか物語として描けたらと考えていました。

現実には存在しないスーパーヒーローたちをリアルなルポタージュのように切り取ることで、
普段私たちが目にする、架空の物語に生きる彼らの姿とは違った表情を写し出します。
それは現実と非現実が混じりあうスーパー・シュールな今回のコンセプトをリアリティあるものにし、
ビジュアルが持つユーモアを一層引き立たせることができました。

パルコによるクリエイティブへの信頼とジェイミーによるディレクション、
美しく奥行きのあるヒーロー像を作り上げたイブラヒムによるコスチュームがなければ、
この奇妙で斬新なコンセプトをもとにした物語を、実際に描くことはできなかったでしょう。

Ibrahim Kamara

今回のプロジェクトを通じて、フランクとジェイミー、
パルコチームと素晴らしい時間を過ごせたことを嬉しく思っています。
それぞれのキャラクターの特徴を描くためリサーチに多くの時間を費やし、
衣装の要素だけではなく、彼らが生きる物語の世界をユニークなものにするにはどうすればいいのかを考えていました。
新たなスーパーヒーローたちを形作るために、多くの自由を与えてくれたことを感謝しています。
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