現代へ受け継がれる美の遺産
香りというプロトコルを享受して
「過去の鍵が、未来の扉を開く」というヴィクトル・ユゴー(フランスのロマン主義の詩人)の言葉を体現するかのように、過去から現代へ約200年に及ぶ物語を紡ぐ「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」は、1803年にフランス・パリで創立した総合美容専門店。2014年に美容研究家のヴィクトワール・ドゥ・タイヤックと彼女の夫でありアートディレクターのラムダン・トゥアミが、この歴史ある美容専門店を再び現代へと甦らせた。彼らが追求したのは、創業当時のレシピをもとに再解釈した、真正のフォーミュラで作られた本格的な水性香水「オー・トリプル」。アルコールやエタノールなどの化学成分を一切使わずに、蒸留水と天然香料、少量の植物オイルから作られたこのフレグランスは、纏う人のパーソナリティにそっと寄り添う洗練された香水文化を生み出し、世界中の人々を魅了している。
名古屋PARCO 西館1Fにあるブティックは、意外性のある素材を組み合わせ、ヒマラヤ山脈で発掘されたオニキス石をベースに、遊び心あるフォルムが鮮やかな色とともに表現されている。フランスと日本、過去と最先端の未来を感じられる唯一無二な空間だ。
自然派美容に根ざしたコスメで
自分自身の心と肌・体と対話する
「以前、ビュリーのボディオイル(ユイル・アンティーク)をプレゼントしていただいたことがあって。上品な香りで、お風呂上がりに使うとすごくリラックスできるんです。水性香水の中で1番好きなのはバニラが香る“チュベローズ・デュ・メキシク”。メンバーの龍と香りの好みが合うので、彼に似合いそうなジャスミンの香りの “アンブル・ドゥ・マダガスカル”をプレゼントしたいですね」
自宅では玄関&廊下は爽やかなオーシャン系、作曲部屋はぶどうの香り、ベッドルームはホワイトティーの香りと、リビング以外のすべての部屋にお気に入りのルームディフューザーを置くなど、彼のライフスタイルの中には香りが自然と溶け込んでいる。
古代の花瓶を想起させる豪華で重厚感ある大理石を使用した美しいオブジェのようなフレグランスキャンドルは、米や大豆、ヤシオイルなどの植物由来成分の蝋とコットン製の燃え芯でできており、石油系成分やパラフィンを含まない100%自然由来成分のみを使用した人体に優しいキャンドル。また、火を使わずに部屋を良い香りで満たすフレグランスディフューザーとして、陶器とストーン、フレグランスオイルがセットとなった「アラバストル」は8種類もの豊かな香りが揃い、冬のギフトにぴったりなアイテム。どちらも見た目にも華やかで、インテリアとして飾って楽しめるのが魅力だ。
クレヨン・オドリフェラン ¥11,220 アラバストル ¥9,570、ブジー・パルフュメ ¥19,800 ポマード・コンクレット ¥5,830一生の思い出にも。刻印サービスで
この上なく贅沢で唯一無二な贈りものを
“香りの贈りもの”として人気を博すビュリー。その秘密は、細やかなディテールにこだわったカスタマイズにある。美しいカリグラフィーや刻印のモノグラムで大切な人の名前や特別なメッセージ、ときには秘密の暗号を綴るなどパーソナルなギフトを叶えてくれるのだ。
川村さんも世界にひとつの特別なアイテムをつくるべく、刻印サービスを体験した。唇をやさしくケアするオーガニック成分が詰まったリップバーム「ボーム・デ・ミューズ」は、ビュリーを代表するスターアイテム。昔ながらの化粧箱を模した美しい9種類のカラーのケースと多彩なレザー調のペーパーの組み合わせを自分好みに選び、ゴールドのイニシャルを刻印できる。また、ひとつひとつハンドメイドされた櫛と、ビュリーが厳選したヘアブラシにも名前やイニシャルを刻印してパーソナライズすることができる(最大12字まで刻印が可能)。川村さんはすべてのアイテムに“LEI”と刻印し、特別な想いを込めた“世界にひとつ”を、来年1月にアーティスト“零(L.E.I.)”としてソロデビューする自分自身へプレゼントした。
すべての物事は、ゼロから始まっている――
ソロアーティスト「零(L.E.I.)」に込めた想い
10月26日に自身のSNSにて、「零(L.E.I.)」という名でソロアーティストとして2025年1月にデビューすることを発表した川村さん。“壱”(イチ)から“零”(レイ)へ――新しい出発に込めたその名前は、川村壱馬という人間の生き方を物語っている。
「物心ついたときから、自分の人生の最高目標がいつもありました。歳を重ねて経験とともに、それは肉付けされていって。THE RAMPAGEのメンバー16人全員が80歳になっても、今と同じパフォーマンスができるかといったら…やっぱり難しい。もしかしたら、無限の体力で全員が80歳になってもバキバキにやっているかもしれないですけれど(笑)。でもやっぱり、現実はそんなわけはなく、今が奇跡みたいなものだと思って。今、自分がいる場所が当たり前じゃないからこそ、生きていくっていうことをちゃんと考えないといけないなと。自分の中にあることを伝えたい、自分の信念で世の中を変えたいという気持ちは、本当に幼い頃からあって。グループを離れてひとりになるとすべて自分の力量というか、完全にゼロからの状態に。僕は『すべての物事は、ゼロから始まっている』と思っているんです。ゼロはなんか、宇宙的な意味でも創造主みたいな印象があって。だから、壱馬の“壱”(イチ)から“零”(レイ)へ。零になって、はじまりのゼロになるんです。価値観とか固定概念みたいなものをぶち壊して、もっといい世界にしていきたい。ゼロは生命の源でもあるから、無制限であり、立ち返る存在というか。本当に大切なことって、世の中や大衆の感覚とは逆のことが多いと思うんです。流行ばかり追いかけている人々をハッとさせたり、愛や愛情といういちばん大切なことを軽く考える人たちに対して、自分の人としての生き方で説得して、すべてを一旦ゼロへと作りかえていく――幸せのカタチはいろいろあると思いますが、自分に正直に生きるということは、すごく大切な気がしています」
- ショップ名
- オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー
- フロア
- 名古屋PARCO 西館1F
- 公式ブランドサイト
- https://buly1803.jp/
- 公式SNS
- Instagram(@officine_universelle_bulyjapan)
- その他店舗
- 渋谷PARCO
川村壱馬(THE RAMPAGE)
Instagram(@rmpg_kazuma_kawamura)
1997年1月7日生まれ、大阪府出身。THE RAMPAGEのヴォーカル。2014年4月、「VOCAL BATTLE AUDITION 4」に合格し、同年9月に同グループの正式メンバーに。2018年にスタートした「PRINCE OF LEGEND」シリーズで俳優デビュー。2019年にはドラマ&映画『HiGH&LOW THE WORST』で、物語の中心となる花岡楓士雄役を務めた。今年10月に“零(L.E.I.)”としてソロデビューを発表。2025年1月29日に1stシングル「Enter」が発売される。